【五感や感性を育てる!!】梅雨時期の雨遊び5選

保育

雨の日はどのように子どもと過ごしていますか?

雨だとお外にも遊びに行けないしジメジメするし、朝可愛く決めた前髪はすぐうねってしまうし…とどうしてもマイナスなイメージが多い雨。どうして雨の時って「お天気が悪い」と表現するのでしょうね。確かに晴れていると気持ちが良いということはわかるのですが…。
私は子ども達に【雨=マイナス】のイメージを一方的に植え付けたくないな思っています。
保育士が雨に対してマイナスなイメージを感じていると子どもは雨の楽しさ見つける事ができません。

今回は【雨そのものを楽しむ活動】を紹介しながら、雨遊びを通じて何が育っていくのかをまとめていきたいと思います。

ぜひ、大人も一緒に雨を楽しみ、子どもと一緒に雨ならではの楽しさを見つけていきましょう!!

雨遊びのメリット

雨の日の独特の匂い、雨や風の強さによって変わる雨音。真上を見上げてみると空から降ってくる雨の不思議な景色…。このように雨の日にしかできない経験を子ども達は五感を使いながら体験していきます。晴れの日には晴れの日の、雨の日には雨の日の感覚刺激を受けられる大切な機会です。雨の日は室内遊びと決めることなく、雨遊びの活動を取り入れてみましょう!!

各年齢ごとの子どもへの関わり方

0歳 雨の日ならではの匂いや雨の音などを楽しみ、子どもの反応を見ながら言葉を添えていく。子ども自身が楽しんだり興味を持っている時間を充分に確保していく。

1〜2歳 雨や水に対して興味を持つ子や苦手な子など好みが分かれ始めてくる頃なので、子どもの興味や関心を見極めつつ無理なく楽しめるようにしていく。

3〜5歳 思考力が育ってきているので、雨が降る意味を考えたり雨に触れてその不思議さに気がついたりする中で充分遊べるようにしていく。

雨遊び5選

雨の音を楽しむ

雨の日は傘や屋根、木などに落ちる雨の音をじっくり聞いてみましょう。水たまりを叩いてみるとまた違った音が楽しめるかもしれないですね。幼児クラスになると雨の音の違いを子どもたちに聞いてみて紙にまとめてみても良いかもしれないですね。きっと子どもならではの素敵な擬音がたくさん聞ける事でしょう。
子どもが雨の音をじっくりと楽しんでいる時は、余計な声かけはせず、保育士はそっと見守るようにしましょう。子どもと目が合った時や子どもから感想が聞けた時にたくさん対話を楽しんでみてください。

泥んこで感触遊び

晴れている日の乾いた砂と違って雨の日はゆるい泥の感触を楽しんでみましょう。泥は触るだけ、踏むだけでも充分楽しいです。泥が手についた感触や長靴の足跡がつく事などの発見があるかもしれません。年齢が上がってくるとそこからおままごと遊びにも発展していきます。子どもの遊びの予想をしながら環境を整えてみましょう。汚れることを気にして泥んこ遊びを禁止にするのではなく、子どもの好奇心を充分に満たしてあげられるにはどうしたら良いか考えられると良いですね。保育園での活動の場合、あらかじめ保護者に伝えておき汚れても差し支えない服で登園してもらう、レインコートを準備してもらうなどの配慮をした方が良いでしょう。活動の前には着替えやタオルの準備をし、子どもと約束事を決めた上で遊び始めるようにしたいですね。

水滴遊び

お花や葉っぱについた水滴を観察してみましょう。お花の中心に雨水が溜まっていたり葉っぱをつたって水が滴り落ちたりといった雨水の動きを楽しめるかもしれません。雨上がりにはスポイトを持ってしずく探しに出かけたり、持ち帰ったしずくで色水遊びに発展させても面白いですね。しずく越しに見える景色はどんな風に見えるのかなど様々な発見がありそうですね。

水たまりに入る

水たまりって子どもは大好きですよね。道を歩いていて水たまりがあると吸い寄せられるように水たまりの方へ行きませんか?雨遊びをすると決めた日は汚れることを気にせず水たまりに入ってみて思う存分楽しめると良いですね。ジャンプして水しぶきが飛ぶ様子を楽しんだり、水たまりに映った自分の顔を見てみても面白いかもしれません。葉っぱを浮かべてみたり石を投げ入れてみたりするとまた違った遊びに発展していきそうですね。

生き物探し

雨の日の生き物探しの探検に出てみましょう!カタツムリやカエルに会えるかな?どんな生き物が雨の日に活動しているかな?葉っぱの下には誰か隠れている?晴れた日によく見るあの生き物は?雨の日はどう過ごしているのかな?子ども達と一緒に発見や疑問をたくさん見つけて一緒に考えていくのも楽しそうですね!!

雨遊びの注意ポイント

気温が低い日や大雨の際は行わない

温度、予想雨量などを確認し無理なく楽しめるように計画していきましょう。

子どもの体調を見て無理せず行う

梅雨時期は気圧が低い日が多くなるので、体調が悪くなってくる子もいます。クラスの感染状況なども考慮し決して無理しないようにしましょう。

レインコートや長靴を着用し直接体が濡れないようにする

体が直接濡れてしまうと体温を奪ってしまうこともあるので様子を見ながら活動時間に配慮しましょう。また、レインコートの中は蒸れやすいので、汗をかいていたら着替えをするようにしましょう。

水分補給を忘れずに

梅雨時期は蒸し暑いことも多い季節です。こまめに水分補給をするようにしましょう。

室内に入る準備を事前にしておく

室内へ入る際慌てないように事前にタオルや足拭きマットなどの準備をしておいたり濡れたレインコートの保管場所などを確保しておきましょう。保育のサポートに入っていただける方がいる場合入室のサポートをお願いし、子どもが待つことなくスムーズに入室できるようにしましょう。

雨遊び後の体調変化にも気をつける

遊んでいる時は元気でも急に体調が悪化することもあります。特に小さい子は自分の症状を上手に伝えられない為、いつも以上に変化に気をつけてみていきましょう。

まとめ

大人にとっては憂鬱なことも多い雨ですが、梅雨時期にしかできない経験を子ども達にたくさんしてほしいですね。雨遊びを通して五感や感性が育っていくように、今回の記事を参考にしながら、梅雨時期ならではの雨遊びを子ども達と一緒に楽しんでみてくださいね。

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