秋が深まると、子どもたちは身近な自然の変化を感じ取り始めます。そんな季節の移り変わりに合わせて、手遊びは子どもたちにとって楽しい学びの時間となります。
今回は、秋におすすめの手遊びを紹介し、その導入の仕方や手遊びから保育への広がり方、ねらいについてもまとめていきます。
秋におすすめ手遊び10選
・大きな栗の木の下で
・やきいもグーチーパー
・くいしんぼうのゴリラ
・どんぐりころころ
・まつぼっくり
・りんごコロコロ
・おやつたーべよ
・十五夜さんのもちつき
・ぽんぽこたぬき
・くだもの列車
導入の仕方とコツ:
- 手遊びは、朝の会やお昼寝前など、子どもがリラックスしている時間に取り入れるのが効果的です。
- 子どもの集中力は短いので、テンポを工夫し、リズミカルに進めましょう。
- 乳児クラスは視覚的・聴覚的な刺激に反応しやすいため、笑顔や大きな身振りを使い、親しみやすい雰囲気を大切にしましょう。
- 乳児クラスは必ずしもその活動を一斉に行う必要はありません。全員をひとまとめに集めて強制的に参加させるのはやめましょう。
- 幼児クラスでは、簡単な説明や歌詞の意味を伝えることで、理解を深めた手遊びが楽しめます。
- 秋をテーマにした手遊びは季節を感じながら遊ぶことができるので、秋の制作や自由遊びの前の導入として取り入れるのもオススメです。
手遊びから保育への広げ方:
- 季節感を取り入れることで、自然への興味を持つことに繋げていくことができます。
- 手遊びを繰り返すことで、子どもが自分で歌ったり動きを真似したりして楽しい気持ちが持てるようにします。
手遊びのねらい
乳児クラス(0〜2歳)のねらい
・手遊びを通して保育者との触れ合いを大切にし、信頼関係を築く。
・音やリズムに合わせて手や体を動かす経験を通じて、リズム感覚や音楽的感性を養う。
・他の子どもや保育者と一緒に手遊びを楽しむことで、集団生活の中での社会的なかかわりを学ぶ。
・手や指を使った動作を楽しみらがら手先の発達を促す。
・手遊びの歌詞や繰り返しの言葉を通して、言葉に対する興味や理解を深め、語彙力を伸ばす。
幼児クラス(3〜5歳)のねらい
・歌やリズムに合わせて言葉を使い、言葉の響きを楽しむ。
・手遊びを通して、リズム感覚を養う。
・他者との動きを合わせたり順番を守ったりする経験を通じて協調性を養う。
・リズムに合わせて体を動かしながら、音楽に対する感性を育む。
・手先を使った細かい動きや、全身を使った動作を取り入れることで、手指の器用さや全身の調整力を高める。
まとめ
今回は秋の手遊びをご紹介しました。ちょっとした空き時間にすぐに遊べることができるのは手遊びの魅力ですね。また、手遊びは単なる手遊びにとどまらず、保育の中でさまざまに広げていくことができます。例えば、「どんぐりころころ」や「まつぼっくり」を手遊びで楽しんだ後に、実際に外でどんぐりやまつぼっくりを集めて工作をしたり、集めたものを数えるという遊びに発展させることもできます。また、「やきいもグーチーパー」の手遊びをきっかけに、実際に芋掘り体験や焼き芋パーティを行うことで、体験を通じた学びを深めることができます。
また、秋の手遊びを楽しむ中で保育室に秋を感じる装飾を取り入れるのはどうでしょうか。私は温かみのある装飾が大好きで、季節の置き物なんかはこちらがお勧めですのでチェックしてみてください!!
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